15時30分に絶望の決算速報。絶望のニュース見出しに、スマホを片手に膝から崩れ落ちる事しかできませんでしたね
どんだけ、縦に読んでも、横に読んでも、『減益』『下回る』『下落』の言葉のオンパレード
「ああ、やっちまったなぁ」
その後の仕事はあまり頭に入ってこなかったですね
【株の勉強】IRを見てみよう
実際ニュースで見るのは数字オンリーですが、IRベースで見るとどうなのか?
こちらをじっくり凝視してみると、売上高はやや下落の前年同期比99.4%で、ニュースで見るよりそこまで酷い数値ではない……が、ここから売り上げ総利益は86.3%と大きく開きが見られる
なぜ?売上高はヨコヨコなのに、売り上げ総利益はここまで減となったのか?
なぜ?営業利益、経常利益、純利益はひどい下落を受けたのか?
もう、一言でしたね
決算短信にて
外部投資家が所有する物件の仲介においては一棟物件等の大口案件の取り扱いがなかったこと等により、仲介手数料収入が減少しました。この結果、売上高は923,715千円(前年同四半期比3.1%減)、営業利益は484,625千円(同11.5%減)となりました。
ここからは、本でかじった知識を『ま』が考えた事をまとめますので、間違ってる所がありますので注意
売上高はヨコヨコで、売り上げ総利益が低くなったのは、決算短信にも書いてある通り、販売戸数が減った。前回は1102戸、今回は976戸で126戸違う為、比率的に10%くらい売上数減のようだ。
で、見たところ、前回の販売は276億円で今回は282億円と書かれているのでおそらく、売上的には今回の方が上がったが、数が減ってしまったので、販売利益率が13.7%で(2.6%)減少それくらい下がっただけでこんなに数字に開きが現れるなんて、と思うが計算してみたらどうやらそうっぽい
営業利益が低いのは、販売費が上がったからではなく、そもそも売上総利益が低かったので、こちらも低い状況らしく
販売戸数が、去年の方が多かったのがここら辺の原因なのかね
負債に関して言えば、長期借入金だけが、以前にくらべて多くなったように見えるが、これくらいなら許容量っぽい……
資産に関して言えば、純資産合計が前回に比較して上がっているため、財務の安全性は高くなったことがうかがえる
流動資産も増えたようなので、まぁ良しとしておこう
自己資本比率は前回、23.5%から24.5%になっており財務はより健全になったといえそうだ
資産の回転数はどうなのか?
スター・マイカは0.39という数値のため、他職種と比較する必要があり
同業他社のカチタスは0.47と劣る所があり、カチタスと比べると、資金を効率良く回転できていない状況である。
そういう所だぞ!!スターマイカ!!
【株の勉強】株主還元の項目を改めて見てみよう
まず、目についたのが、自己資本利益率(ROE)の項目で
ROEとは何ぞや?
ROEの求め方は
ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
で自己資本に対し、どれくらい効率よく利益を上げているかの判断材料となっており、日本だと10%を超えると有料銘柄となっているみたいだ
では、スターマイカは?というと2022年11期は17.5%となっており、めちゃめちゃ高い!!
優良企業や!!
前はね……
では、維持することができるのか?というとIRでは、
ROE=収益性×資産効率性×安全性で表現されておりROEの維持を大々的に掲げており、なんとしても下げるわけにはいかんぜよ!!となってるっぽい?
まず、収益性の面からいうと物件の価格上昇はちょっと一服してきたから、ここら辺が天井っぽい?若干下がるやもしれんよとマイナスを示唆、安全性はレベレッジ比率を維持して、自己資本比率はなんとか横ばいとなるようにしておいてそれをカバーするために資産効率性を在庫の回転率を今よりもグルングルン回そうぜ!!となっており、
一戸一戸の売上はちょっと天井ついたっぽいから数でゴリ押そうぜ
配当はどうなの?
スターマイカ「純利益はガクッと下がるけど、安心しな、配当は微増にしておいてやるぜ!!」
これはありがたい!!が、前回の上げがすごく、前々回は16.5円から19.5円の3円上げに対してほぼ横ばいであるから、まぁ減らされないだけ良しとすべきか?配当性向も以前は30%を超えていた時もあるのに対して、喜んでいいのか悪いのか大変ビミョ~な22%という所、25%くらいないんですかねぇ?え?20円が切りがいいからそうしたわけでもないでしょ?
株価が底なし沼になってるんだから、なんか食い止める案を出してほしいところ
【株の勉強】参考資料
説明資料に、ウチの会社にかかわりそうな指標まとめといたでと、いろいろな指標を提示してくれるのは大変ありがたい!!
私が、気になってるはやはり、金利が徐々にだが上がってきており家やマンションの買い控えが行われるのではないか?と思う所
スター・マイカ的にはまだ、低金利だし、住宅ローン減税もあるから全然OK
と書かれているのだが、金利が徐々に上がってきているのが現状である。
アメリカでは金利のヤバさが今現在~未来までの課題となっているが、日本でもそのあおりは受けるので、ここから金利が下落する事は当分ないだろう
2016年以降は新築マンションの成約件数を中古マンション成約件数を抜いた事
確かに今後、新築マンションの価格が上昇し続ければ、それよりかは、一段価格が割り安な中古市場、中古マンションの方に流れる事にはなるが、
『もし、中古マンションでさえ、買うのが難しい値段や不況になってしまったら……』
たしか、アメリカは今その状態になっているみたいだからなぁ
一時ブームとなった、リフォーム、リノベーションマンション、スケルトン工法という単語ももはやひと昔前の事なのか?日本は文化的に中古となると
「やっぱり新築や新車がいいよね」となるらしく、そこに一石を投じたのであれば、ここからも逆転はありそうだが……
【株の勉強】最後にまとめ
前回と比較して無残な結果となった、スター・マイカであるが、これは他の方も言っているように前回の数値がめちゃめちゃ高く異常値となってしまった分
ニュース見出しだけみると絶望的なマイナス地獄に写りますが、グラフでみると、割と右肩上がりな所もあり、絶体絶命ではなさそうに思える、しかもそれは前々からスター・マイカ自身が今年は前回よりも良くないですよ。
「良くない上で大体計画通り」
となっているので、『ま』的には
IRは計画通り、株価は想定外を受け入れなければならず、ぐだぐだ言うわけにはいかんという事ですな
くっそ、月曜日からの10月の流れが恐ろしいぜぇ
上に書いていることは全部ポジション通り、大事なのは、全体が計画的かどうかではなくて、
「前回と比べてどうなのか?」
であり、前回は良かったけど、今回はダメ。であることには変わらない……
以上、『ま』でした。文面の構成がバラバラですが、私がIRを見て、気になったところや感じたところを自分なりに考えてまとめた所このような構成になりました。ご了承ください
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